古墳時代から飛鳥時代へ
―集落遺跡の分析からみた社会変化―

― 本書の内容 ―

　畿内とその周辺地域における古墳時代後期から飛鳥時代の集落遺跡の悉皆的集成をもとに、各地域における集落遺跡の「消長からみた画期」、「立地の変化」、「構造把握とその変化」について分析を加え、各地域間の比較・検討から社会変化の様相を把握する。
　古代学研究会２０１７年度拡大例会シンポジウムをもとにした成果報告書。

― 目　次 ―

　序・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・森岡秀人

第１部　拡大例会・シンポジウム記録集
　〈開催趣旨〉
　　古墳時代から飛鳥時代へ―集落遺跡の分析からみた社会変化―・・・・・・・鈴木一議
　〈事例報告〉
　　古墳時代後期から飛鳥時代における大和地域の集落動態・・・・・・・・・・鈴木一議・中野 咲
　　山城地域における集落構造の地域差および古代寺院との関係・・・・・・・・古川 匠・柏田有香・大坪州一郎
　　河内・和泉地域における古代集落の様相・・・・・・・・・・・・・・・・・吉田知史・道上祥武
　　摂津地域東部における遺跡動態―古墳時代から飛鳥時代にかけて―・・・・・清水邦彦
　　５世紀後半〜７世紀の摂津地域中部の遺跡動態・・・・・・・・・・・・・・若林邦彦
　　古墳時代後期における西摂地域の集落展開と消長・・・・・・・・・・・・・山田 暁
　　近江地域における古墳時代後期から飛鳥時代の集落動態・・・・・・・・・・北中恭裕
　　播磨における古墳時代後半期〜飛鳥時代の集落動態・・・・・・・・・・・・荒田敬介・山中良平
　　紀伊地域における古墳時代から飛鳥時代へ―集落動態と社会変化―・・・・・田中元浩
　　伊勢・伊賀地域における古墳〜飛鳥時代集落の動態・・・・・・・・・・・・川部浩司・渡辺和仁
　〈関連報告〉
　　文字資料からみた地方支配制度と集落動態・・・・・・・・・・・・・・・・溝口優樹
　〈シンポジウムの記録〉
　　シンポジウム・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・作成：岩越陽平

第２部　関連報告
　　氏族・集落・寺院―河内国志紀郡葛井寺を例にとって―・・・・・・・・・・上田 睦

第３部　総括と展望
　〈総括〉
　　集落遺跡の分析からみた社会変化・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鈴木一議
　　集落の立地に関する諸問題・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・中野 咲
　〈展望〉
　　「飛鳥時代」集落出現の意義と令制下地方機構整備前後をめぐる課題・・・・森岡秀人
　
後記・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鈴木一議

〔体裁〕　Ｂ５判　並装カバー　本文４０２頁　　〔発行日〕　２０２１年５月　　〔発行所〕　六一書房

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